Difyクラウド版 vs VPSセルフホスト版|どっちがお得?
Difyの2つの使い方
Difyは「クラウド版(SaaS)」と「セルフホスト版(オープンソース)」の2つの方法で利用できます。
- クラウド版: Difyが用意したサーバーをそのまま使う(dify.ai にアクセスするだけ)
- セルフホスト版: 自分のVPSにDifyをインストールして使う
どちらもDify本体の機能は同じですが、料金体系・データの取り扱い・カスタマイズ性に大きな違いがあります。
料金比較
Difyクラウド版の料金プラン(2026年時点)
| プラン | 月額 | メッセージ数 | チームメンバー |
|---|---|---|---|
| Free | 無料 | 200回/月 | 1人 |
| Professional | $59/月(約9,000円) | 5,000回/月 | 3人 |
| Team | $159/月(約24,000円) | 10,000回/月 | 無制限 |
| Enterprise | 要問合せ | 無制限 | 無制限 |
VPSセルフホスト版のコスト
| VPSプラン | 月額 | メッセージ数 | チームメンバー |
|---|---|---|---|
| XServer VPS 4GB | 1,890円 | 無制限 | 無制限 |
| ConoHa VPS 4GB | 2,178円 | 無制限 | 無制限 |
| KAGOYA 4GB | 1,540円 | 無制限 | 無制限 |
※ セルフホスト版は別途AIモデルのAPI料金が必要(ローカルLLM利用なら無料)
コスト差
| 利用規模 | クラウド版 | セルフホスト版 | 年間節約額 |
|---|---|---|---|
| 個人利用 | 無料〜$59 | 990円〜 | -(無料枠で足りる場合) |
| 小規模チーム | $59/月 | 1,540円/月 | 約89,000円 |
| 中規模チーム | $159/月 | 1,890円/月 | 約265,000円 |
チームで使うなら、セルフホスト版が圧倒的にお得です。
機能比較
| 機能 | クラウド版 | セルフホスト版 |
|---|---|---|
| チャットボット作成 | ◎ | ◎ |
| RAG(ドキュメント検索) | ◎ | ◎ |
| ワークフロー機能 | ◎ | ◎ |
| API公開 | ◎ | ◎ |
| カスタムモデル接続 | △(制限あり) | ◎(自由) |
| Ollama連携 | × | ◎ |
| プラグイン開発 | △ | ◎ |
| UI/UXカスタマイズ | × | ◎(ソースコード変更可能) |
機能面ではセルフホスト版が上。 特にローカルLLM(Ollama)との連携は、セルフホスト版でしかできません。
セキュリティ・データプライバシー比較
| 項目 | クラウド版 | セルフホスト版 |
|---|---|---|
| データの保管場所 | Difyサーバー(海外) | 自分のVPS(国内可) |
| データの暗号化 | Dify側で管理 | 自分で設定 |
| アクセス制御 | Difyの仕組み | 自分で完全制御 |
| 監査ログ | Enterpriseプランのみ | 自由に設定可能 |
| GDPR/個人情報保護法 | Difyのポリシーに依存 | 自社で完全管理 |
法人で機密データを扱う場合、国内VPSでのセルフホストが最適解です。
運用の手間比較
| 項目 | クラウド版 | セルフホスト版 |
|---|---|---|
| 初期設定 | 不要(アカウント作成のみ) | Docker Composeで構築(30分) |
| アップデート | 自動 | 手動(コマンド3行) |
| バックアップ | 自動 | 手動(cronで自動化可能) |
| 障害対応 | Dify側が対応 | 自分で対応 |
| SSL証明書 | 自動 | Let’s Encryptで無料設定 |
運用の楽さはクラウド版が上。 ただし、セルフホスト版もDockerベースなので運用負担は軽い。
どちらを選ぶべきか?判断フローチャート
クラウド版がおすすめな人
- プログラミング・サーバー管理の知識がゼロ
- 月200回以内の利用で十分(無料枠)
- すぐに使い始めたい
- 運用の手間をかけたくない
セルフホスト版がおすすめな人
- チームで利用する(3人以上)
- メッセージ数の制限なく使いたい
- 機密データを扱う(法人利用)
- ローカルLLM(Ollama等)と連携したい
- 長期的にコストを抑えたい
セルフホストにおすすめのVPS
◆ XServer VPS(月990円〜)
高性能CPU搭載で、Difyのレスポンスが高速。4GBプラン以上を推奨。
◆ ConoHa VPS(月2,178円〜)
時間課金対応。セルフホストを試してから本格導入を判断できる。
◆ KAGOYA CLOUD VPS(月770円〜)
最安値。コスト重視なら第一候補。
よくある質問(FAQ)
データのエクスポート・インポートは可能ですが、完全な互換性は保証されていません。逆(クラウド版→セルフホスト版)も同様です。最初にどちらを選ぶかは慎重に判断しましょう。
公式サポートはクラウド版のみです。セルフホスト版はGitHubのIssuesやDiscordコミュニティで質問できます。日本語の情報も増えてきています。
はい。DifyはApache 2.0ライセンスで提供されており、商用利用が認められています。ただし、Difyのロゴやブランドの使用には制限があります。
まとめ
| 判断基準 | おすすめ |
|---|---|
| コスト重視 | セルフホスト版 |
| 手軽さ重視 | クラウド版 |
| セキュリティ重視 | セルフホスト版 |
| チーム利用 | セルフホスト版 |
| 個人でお試し | クラウド版(無料枠) |
多くのケースでVPSセルフホスト版がお得です。 特にチーム利用や法人利用では、年間数十万円の節約になります。