KAGOYA CLOUD VPS vs ConoHa VPS|AIツール初心者向け完全比較
最初に結論を書きます
Claude Code・ChatGPT API用途なら、KAGOYA CLOUD VPSのほうが合ってる。
理由はシンプルで、Claude CodeはAPI経由で動くのでGPUが不要。ConoHaのGPUプランは高いし、その高さに見合うメリットがこの用途では出てこない。
ただし「とにかく何でもいいから今すぐ試したい」「短期間だけ使いたい」なら、ConoHaの時間課金という選択肢もある。そのあたり、用途別にはっきり書いていきます。
自分も最初はよくわからないまま比較記事を読み漁って、結局どっちにすればいいんだという状態になった経験があるので、この記事では判断の根拠を具体的に書きます。
先に言っておきたいこと:GPU推しの記事には注意
この2サービスを比較した記事の中には「ConoHaのGPUサーバーがおすすめ」と書いているものがあります。
正直に書いておきます。Claude CodeにGPUは要りません。
Claude CodeはAnthropicのAPIサーバーにリクエストを投げて動きます。つまり処理はAnthropicのサーバー側でやってくれる。手元のVPSはそのリクエストを送るためのターミナル環境があれば十分で、GPUがあろうとなかろうと関係ない。
GPUプランを推している記事の多くは、GPUプランのほうがアフィリエイト報酬が高いか、Stable DiffusionなどGPUが本当に必要な用途と混同している可能性があります。Claude Code目的でGPUサーバーを契約するのは、軽自動車で十分な用途に4WDの大型SUVを買うようなもの。お金がもったいない。
料金を正直に比較する
KAGOYA CLOUD VPS
- 月額固定:1,980円(8コア/16GBプラン)
- 時間課金:11円/時
- 無料トライアル:14日間
月1,980円 = 1日あたり約66円。コーヒー1杯より安い。
14日間の無料トライアルについて、これはけっこうありがたい設計だと思ってます。14日あると週末が2回入る。平日は仕事で触れなくても、2回の週末でひと通り確認できる。「1週間じゃ短い」と感じる人には十分な猶予です。
ConoHa VPS
- 月額換算:2,178円(通常CPUプランの場合)
- 時間課金:178円/時(GPUプランのL4の場合)
- 無料トライアル:なし
GPUプランの時間課金が178円/時というのは、ちょっと重い数字です。1日8時間使ったとして178×8=1,424円。月30日だと42,720円。さすがにClaude Code用途でこれは払えない。
通常のCPUプランなら話は別で、時間課金の柔軟さはConoHaの強みです。
損益分岐点で考える
KAGOYA(固定1,980円)とConoHa(時間課金)を比べるとき、分岐点は月に何時間使うかで決まります。
ConoHaのCPU通常プランの時間課金を仮に3円/時とすると(プランにより異なるので要確認):
- 月1,980円 ÷ 3円/時 = 月660時間でトントン
これはほぼフル稼働に近い時間なので、Claude Code用途でVPSを長期的に使うなら固定のKAGOYAのほうがほぼ得になります。逆に「数日だけ試す」「月に数時間しか使わない」ならConoHaの時間課金が安くなるケースもある。
セットアップのしやすさ
KAGOYA CLOUD VPSは、AIツール向けのセットアップ手順を公式サイトで案内しています。Claude Codeとの連携方法も初心者向けに整理されているので、マニュアルを読みながら進めれば詰まりにくい。
ConoHa VPSはコントロールパネルの直感的さは優秀です。ただAIツール向けの専用マニュアルはないので、自分でネットを調べながら進める必要があります。技術的な調べ物が苦にならない人なら問題ないですが、「手順書の通り進めたい」タイプの人にはKAGOYAのほうがストレスが少ない。
「PCを立ち上げっぱなしじゃダメなの?」について
この記事を読んでいる人の中には、「わざわざVPS契約しなくても自分のPCで動かせばいいんじゃ?」と思っている人もいると思います。
自分もそう思っていた時期があります。ただ実際にやってみると、PCを立ち上げっぱなしにしておくのは思った以上に精神的に気になる。何か問題が起きたときにリモートデスクトップで入らないといけない、ファンが回りっぱなし、電気代が頭をよぎる。
VPSにしてしまえば、PCは普通に使える状態のまま。VPS側で何かあってもSSHで入れる。これで初めて「手放し」に近い状態になった実感があります。月1,980円でその安心が買えるなら、個人的にはアリです。
スペック・機能 比較表
| 比較項目 | KAGOYA CLOUD VPS | ConoHa VPS |
|---|---|---|
| 代表プラン | 8コア/16GBプラン | GPUサーバー(L4) |
| メモリ | 16GB | 60GB |
| CPU | 8コア | 16コア |
| ストレージ | SSD 300GB | NVMe SSD 400GB |
| GPU | なし | NVIDIA L4 |
| GPU VRAM | — | 24GB |
| 月額(固定) | 1,980円 | 2,178円 |
| 時間課金 | 11円/時 | 178円/時 |
| Claude Code対応 | ○ | ○ |
| LLM推論対応 | ○ | ○ |
| SSH root | ○ | ○ |
| 簡単セットアップ | ○ | ○ |
| 無料お試し | 14日 | なし |
| 総合評価 | 4.2/5.0 | 4.4/5.0 |
KAGOYA CLOUD VPS の良い点・気になる点
良い点
- 14日間無料お試しがあるので失敗リスクゼロで始められる
- 公式手順に沿えばAIツールが動く環境を整備できる
- 老舗の信頼性と低価格の両立
気になる点
- GPUプランなし(重いAI処理は外部APIに任せる構成が必要)
- ASP掲載状況は要確認(執筆時点)
自分のコメント:「GPUなし」はClaude Code用途なら欠点じゃないです。むしろGPU分のコストがかかってないから安い、と読むべき。Stable Diffusionをローカルで動かしたいとか、LLMをオンプレで推論したいとかなら話は別ですが、そういう用途ならKAGOYAじゃなくて専用のGPUサーバーを選ぶほうがいい。
ConoHa VPS の良い点・気になる点
良い点
- 時間課金なので「ちょっと試す」だけでも気軽に始められる
- 直感的なコントロールパネルで操作に迷いにくい
- 初期費用ゼロ、使わなければすぐ解約できる安心感
気になる点
- 使い方次第では月額が読みにくくなることがある
自分のコメント:ConoHaを選ぶ理由があるとしたら「数日だけ試したい」「無料トライアルは面倒で、お金払ってでもすぐ動かしたい」という人。あとは操作画面のわかりやすさが決め手になる人。長期利用ならKAGOYAのほうが計算しやすい。毎月いくらかかるかわからない状態が続くのは、地味にストレスになります。
あなたの使い方で選ぶ:判断テーブル
| あなたの状況 | 選ぶべきサービス | 理由 |
|---|---|---|
| Claude Code・ChatGPT APIをメインに使う | KAGOYA | GPUは不要。月1,980円固定で計算がラク |
| とにかく数日だけ試したい | ConoHa | 時間課金で少額から始められる |
| 月の使用時間が不規則・少なめ | ConoHa | 使った分だけ払う設計が合う |
| 毎月固定で管理したい | KAGOYA | 1,980円で頭から消えるのがラク |
| 無料でまず触ってみたい | KAGOYA | 14日無料トライアルあり(週末2回入る) |
| Stable Diffusionをローカルで動かしたい | どちらでもなくGPU専用サーバーを検討 | 月数万になるが、用途的には必要 |
| 手順書通りに進めたい | KAGOYA | AI用途向けの公式セットアップ案内がある |
| 自分で調べながら進められる | ConoHa | 操作パネルは直感的 |
最後に
どちらを選んでも、これが最終回答じゃないです。1ヶ月使ってみて「やっぱり違うな」と思えば乗り換えればいい。VPSはそれができる。
Claude Code用途で迷っているなら、まずKAGOYAの14日無料を触ってみるのが一番てっとり早い。お金がかからない状態で本当に使えるかどうか確認できるので、リスクがない。
自分も最初から正解を引けたわけじゃないので、まずやってみてから考えるのがいいと思います。
