仲間だけで遊ぶ!ARK: Survival AscendedのサーバーをVPSで構築
【最初に結論】やってみたいなら、やってみればいい
正直に言うと、ARKのサーバー構築は「難しそう」で躊躇してる人が多い印象なんだけど、テンプレート使えばそこまでハードルは高くない。
ただし、最初に知っておくべきことが3つある。
- 16GB以上のプランが必須(ここをケチると確実に後悔する)
- 週末だけ遊ぶなら時間課金のConoHa for GAMEが明らかに安い(月数百円で済む)
- 毎日遊ぶ・立ち上げっぱなし派ならXServerの固定料金が精神的にラク
損益分岐点を先に言っておくと、月579時間以上サーバーを稼働させ続けるならXServer、それ未満ならConoHaの時間課金が安い。1日19時間以上稼働させる人なんてほぼいないから、週末グループはConoHa一択に近い。
細かい計算は下で出す。まずはこれだけ頭に入れておけば、あとは手順通りやるだけ。
公式サーバーじゃなく、自分たちだけのARKサーバーを持とう
ARK: Survival Ascended(ASA)で仲間と快適に遊ぶには専用サーバーを自分で立てるのがベストです。公式サーバーの問題点を解決できます:
- 知らない人に荒らされる心配がない
- 恐竜の出現率・経験値倍率を自由に変えられる
- 好きな Mod を入れて遊べる
- ワールドデータが消える心配がない
自分の場合、「知らない人に荒らされてワールドが終わった」経験があって、それ以来プライベートサーバーしか使ってない。あの虚無感は二度と味わいたくない。自分だけじゃなく仲間のプレイ時間まで無に帰すのは本当につらい。
プライベートサーバーを持つ理由は、安心感だけじゃなく「自分たちのルールで遊べる」こともある。テイム速度・採取量・昼夜の長さ——全部自分たちで決められる。これは一度経験すると公式サーバーには戻れない。
必要なVPSスペック
ASA はリメイク版で要求スペックが高めです。
| プレイ人数 | CPU | メモリ | ストレージ |
|---|---|---|---|
| 1〜6人 | 4コア | 16GB | 100GB |
| 7〜20人 | 8コア | 32GB | 200GB |
| 21〜70人 | 12コア | 64GB | 300GB |
**ASA は最低 16GB プランが必要です。**旧作 ASE と違い Unreal Engine 5 を採用しており、メモリ消費が大きくなっています。
はっきり書いておきます。**8GBで節約しようとしないでください。**起動直後にクラッシュして、「あれ?立ち上がらない」を延々繰り返すことになる。ASAに関しては16GBが最低ライン、これは絶対。月数百円をケチって時間を無駄にする方がよっぽど損。
ストレージも意外と食う。ASAサーバー本体が30GB超え、Modを入れ始めるとさらに膨らむ。100GBは確保しておいた方がいい。これもケチらないほうがいいポイントのひとつ。
おすすめVPS比較
🥇 XServer VPS for Game
ゲームサーバーに特化した VPS。ARK のテンプレートで数クリック構築が可能。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 16GBプラン月額 | 5,500円〜 |
| テンプレート | ◎(ARK 対応) |
| DDoS 対策 | ◎ |
月5,500円 = 1日あたり約183円。毎日ガッツリ遊ぶ人には固定料金の方が精神的にラク。「今月何時間使ったっけ」と計算しなくていいのは地味にストレスフリー。毎晩サーバーを立ち上げるグループや、常時稼働させておいて好きなときに入りたい人には向いている。
🥈 ConoHa for GAME
時間課金で週末だけ使うのに最適。料金を抑えながら高スペックを利用できる。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 16GBプラン時間課金 | 約9.5円/時 |
| テンプレート | ◎(ARK 対応) |
| 停止中の課金 | なし |
週末だけ使う場合の計算をしてみる。
- 土日各6時間 × 4週 = 月48時間
- 48時間 × 9.5円 = 月456円
XServerの5,500円と比べると圧倒的に安い。これは無視できない差。「ゲームのためにそんな払えないよ」って思ってた人でも、月456円なら話が変わるんじゃないかと思う。
損益分岐点の計算: 5,500円 ÷ 9.5円/時 ≒ 月579時間。1日あたり約19時間以上サーバーを稼働させ続けるならXServer、そうじゃないならConoHaの時間課金の方が安い。週末メインのグループなら迷わずConoHa。
「停止中は課金なし」という仕組みがConoHaのポイント。遊ばない平日はサーバーを落としておけばいい。仲間と「今日やろうか」となったら起動すればいいだけ。この柔軟さが週末グループには刺さる。
サーバー構築手順(SteamCMD 手動構築)
テンプレートを使わない場合の手順です。Ubuntu 22.04 を前提とします。
自分の感覚では、テンプレートがあるならテンプレートを使った方がいい。以下の手動手順はトラブル対処や細かいカスタマイズをしたいときに読む感じで。「俺は全部手動でやりたい」という人以外は、XServerかConoHaのテンプレートで10分かからずに立ち上がるのでそっちを先に試してほしい。手動構築はあくまで「もっと深くいじりたい人向け」の話。
ステップ1:SteamCMD のインストール
sudo add-apt-repository multiverse
sudo dpkg --add-architecture i386
sudo apt update
sudo apt install -y steamcmd lib32gcc-s1
ステップ2:ASA サーバーのダウンロード
mkdir -p /home/steam/ark-server
steamcmd +login anonymous \
+force_install_dir /home/steam/ark-server \
+app_update 2430930 validate \
+quit
ASA のサーバーアプリ ID は 2430930 です。**ダウンロードに 30GB 以上かかります。**時間に余裕があるとき(寝る前とか)に仕掛けておくのが正直なところおすすめ。焦って途中でキャンセルすると再ダウンロードになって二度手間。コーヒーでも飲みながら待つしかない。
ステップ3:起動スクリプトの作成
cat > /home/steam/start_ark.sh << 'EOF'
#!/bin/bash
/home/steam/ark-server/ShooterGame/Binaries/Linux/ArkAscendedServer \
TheIsland_WP?listen \
-Port=7777 \
-QueryPort=27015 \
-WinLiveMaxPlayers=20 \
-NoBattlEye \
-servergamelog
EOF
chmod +x /home/steam/start_ark.sh
ステップ4:ファイアウォール設定
sudo ufw allow 7777/udp # ゲームポート
sudo ufw allow 7778/udp # ゲームポート(補助)
sudo ufw allow 27015/udp # Steam クエリポート
sudo ufw reload
「繋がらない」トラブルの大半はここが原因。ポート開放を忘れてないか、まず疑ってみてください。手順通りにやったのに繋がらないときは9割ここを見直せば解決する。「設定ファイルを何度見直してもダメ」ってなったら、たいていポートの話。
ステップ5:サーバー設定のカスタマイズ
設定ファイルは /home/steam/ark-server/ShooterGame/Saved/Config/LinuxServer/GameUserSettings.ini にあります。
[ServerSettings]
ServerPassword=あなたのパスワード
ServerAdminPassword=管理者パスワード
MaxPlayers=20
XPMultiplier=2.0
TamingSpeedMultiplier=3.0
HarvestAmountMultiplier=2.0
DayCycleSpeedScale=0.5
ここが自分たちだけのサーバーの醍醐味。テイム速度3倍・採取量2倍あたりにしておくと、社会人グループでも無理なく遊べるペースになる。バニラ設定で頑張る必要はない。仕事終わりの2時間でも充実感を得たいなら、倍率は遠慮なく上げていい。「ゲームに人生を捧げられる人だけバニラで遊んでください」くらいの気持ちでいい。
ステップ6:systemd でサービス化
sudo tee /etc/systemd/system/ark.service << 'EOF'
[Unit]
Description=ARK Survival Ascended Server
After=network.target
[Service]
Type=simple
User=steam
ExecStart=/home/steam/start_ark.sh
Restart=on-failure
RestartSec=30
[Install]
WantedBy=multi-user.target
EOF
sudo systemctl daemon-reload
sudo systemctl enable ark
sudo systemctl start ark
systemd に登録しておくと、VPSが再起動したときに自動でサーバーも起動してくれる。これを忘れると「なんか落ちてる」って連絡が仲間から来て、リモートで入り直す羽目になる。面倒なので必ずやっておく。自分もこれを忘れて一度仲間から「繋がらないんだけど」って言われた経験がある。二度とやりたくない作業。ここはサボらないこと。
Mod の導入方法
# Mod ID を GameUserSettings.ini に追記
[ServerSettings]
ActiveMods=12345678,87654321
Steam Workshop の Mod ID を , 区切りで指定します。サーバー再起動時に自動ダウンロードされます。
Modを入れすぎると起動が重くなるので、最初は厳選した数個から始めるのが無難。「全部入れたら面白そう」は罠。仲間と「これ入れよう、あれも入れよう」ってやってると気づいたら20個超えてサーバーが重くなる、あるある。まず5個以内で様子を見て、安定したら足していく方がいい。欲張りすぎない、これが鉄則。
よくある質問(FAQ)
まとめ:あなたの使い方で選ぶ
| あなたの使い方 | おすすめ | 月コストの目安 |
|---|---|---|
| 週末だけ仲間と遊ぶ(土日各6時間) | ConoHa for GAME(時間課金) | 約456円 |
| 毎日・常時稼働させたい | XServer VPS for Game(固定) | 5,500円(計算不要) |
| とにかく手間をかけたくない | どちらもテンプレートを使う | 上記に同じ |
| 7人以上の大所帯グループ | ConoHa or XServer の32GBプランへ | プラン上げて試す価値あり |
実体験から言うと、週末3〜6人で遊ぶ普通のグループなら、ConoHaの16GB時間課金が一番コスパがいい。月456円で済むなら、試しに始めてみる敷居も低い。「続かなかったら」とビビる必要もない。月456円で撤退しても痛くもかゆくもない。
毎日ガッツリやる勢なら、計算しなくていいXServerの固定料金の方が精神的にラク。毎月5,500円が引き落とされるだけで、「今月いくら使ったっけ」という雑念が入らない。どちらも間違いじゃない、使い方次第。
これが最終回答じゃないんだから、まずやってみてください。「やってみてダメだった」なら乗り換えればいいし、設定を変えればいい。最初の選択が完璧じゃなくてもどうにでもなる。ゲームサーバーは「一度立てたら終わり」じゃなくて、試行錯誤しながら育てていくもの。仲間と遊びたい気持ちがあるなら、それだけで始める理由としては十分です。