非エンジニアでもOK!Ollama+Open WebUIで「自分だけのChatGPT」を10分で構築
【筆者の結論】先に言います
VPS代だけ払えば、ChatGPT的なAI環境がコピペ6行で完成します。月770円〜。
正直これだけで記事が終わってもいいくらい。でもせっかくなので、どのVPSを選ぶか・何をどう動かすかも含めて書いておきます。
あと一点だけ先にはっきり書いておきます。Ollamaを動かすのにGPUは原則不要(後述)。GPU付きVPSを激プッシュしている記事は、月数万円のプランを売りたいアフィリエイト目的の可能性が高いので、鵜呑みにしないでください。
「AIを自分のサーバーで動かす」のは思ったより簡単
「自分専用のAIが欲しいけど、プログラミングはできない…」
自分もずっとそう思ってました。でも実際にやってみたら、詰まったのはVPSのポート設定くらいで、あとはコピペで進んだ。
使うのは2つのオープンソースツール:
- Ollama: AIモデルを簡単に動かすツール(インストール1行)
- Open WebUI: ChatGPTそっくりのブラウザ画面(Docker 1行)
どちらも無料。かかるのはVPS代だけです。
完成イメージ
構築が完了すると、ブラウザから http://あなたのサーバーのIPアドレス:3000 にアクセスするだけで:
- ChatGPTのような対話画面でAIと会話
- 複数のAIモデルを切り替えて使える
- 会話履歴が自動保存される
- スマホからもアクセス可能
- 月額料金ゼロ(VPS代のみ)・メッセージ数無制限
自分がいちばん気に入ってるのは「メッセージ数無制限」の部分。ChatGPT無料枠の「あと何回使えるっけ」ストレスが消えます。
準備するもの
- VPS(メモリ4GB以上推奨)
- パソコン(Windows/Mac どちらでもOK)
VPS、どっちにする? ← 自分の判断を書きます
◆ KAGOYA CLOUD VPS(月770円〜) ← 最安
◆ XServer VPS(月990円〜) ← 高速・固定料金で安心
本音を言えば、Ollamaを動かすだけならKAGOYAで十分です。
理由はシンプルで、OllamaはCPU処理で動くので、GPU付きの高額プランは不要。メモリ4〜8GBあれば、Llama 3の8Bモデルが普通に動きます。
ただ、XServerの月990円固定は「毎月いくらかかるか気にしたくない」人にとっては精神的にラク。KAGOYAは時間課金なのでガッツリ使う月は少し変わります。
自分の使い方でどっちが得かは、記事の最後にまとめます。
GPUについて、ここは断言する。
「GPU付きVPSを使えばAIが速くなる!」という記事をよく見かけます。嘘ではないけど、Ollamaの用途でGPUが必要かと言われると、ほとんどの場合NOです。
Llama 3(8Bモデル)程度なら、メモリ8GBのCPU環境でも1秒数トークン程度は出ます。「ちょっと遅いな」とは感じるかもしれないけど、使えないレベルではない。
GPU付きVPSは月1万〜数万円かかります。Ollamaをちょっと試したい・個人で使いたいというレベルでその金額は出しすぎ。GPU推しの記事は高額プランのアフィリエイト報酬が目的の可能性があるので、冷静に見てください。
魔法のコマンド集(コピペでOK)
コマンド①:VPSに接続
ターミナル(Mac)またはPowerShell(Windows)を開いて:
ssh root@あなたのIPアドレス
パスワードを入力してEnter。
「ターミナルって何?」という方へ——MacならSpotlightで「ターミナル」と検索、Windowsならスタートメニューで「PowerShell」と検索すれば出てきます。
コマンド②:必要なソフトを一括インストール
apt update && apt install -y curl docker.io docker-compose-v2
systemctl enable --now docker
コマンド③:Ollamaをインストール
curl -fsSL https://ollama.ai/install.sh | sh
コマンド④:AIモデルをダウンロード
ollama pull llama3
※ ダウンロードに5〜10分かかります。待つだけでOK。このあいだにコーヒーでも飲んでください。
コマンド⑤:Open WebUIを起動
docker run -d -p 3000:8080 \
--add-host=host.docker.internal:host-gateway \
-v open-webui:/app/backend/data \
--name open-webui \
--restart always \
ghcr.io/open-webui/open-webui:main
コマンド⑥:完成!ブラウザで確認
ブラウザのアドレスバーに以下を入力:
http://あなたのIPアドレス:3000
初回アクセス時にアカウントを作成すれば、すぐにAIとのチャットが始められます。
以上、6つのコマンドで完成です。 自分が初めてやったとき「え、これだけ?」と拍子抜けしました。
使い方のコツ
モデルの追加方法
Open WebUIの設定画面、またはターミナルからモデルを追加できます:
# 日本語に強いモデル
ollama pull gemma2
# 軽量で高速なモデル
ollama pull phi3
# コーディング特化モデル
ollama pull codellama
追加したモデルはOpen WebUIのドロップダウンから切り替えられます。
自分のおすすめはgemma2。日本語の自然さが一段上です。最初はllama3を入れておいて、後からgemma2を追加して比べてみると違いがわかりやすい。
スマホからアクセスする方法
同じWi-Fiネットワークにいる場合、スマホのブラウザから http://あなたのIPアドレス:3000 にアクセスするだけ。ブックマークに追加しておけば、いつでもAIに質問できます。
VPS上で動いているので、スマホからアクセスするためだけにPCを起動しっぱなしにする必要がないのが地味にストレスフリー。自宅PCを24時間稼働させ続けるのって、何かあったらリモートで入り直さないといけないし、電気代も気になるし、精神的に全然「手放し」にならないんですよね。その点VPSはほったらかしでいい。
VPSを再起動した場合
Open WebUIは --restart always オプション付きで起動しているので、VPSが再起動しても自動的に復旧します。Ollamaも以下で自動起動を設定できます:
systemctl enable ollama
これを設定しておけば、あとは本当にほったらかしでいい。
トラブルシューティング
「接続できない」場合
VPSのファイアウォールでポート3000が開放されているか確認:
ufw allow 3000
自分が最初に詰まったのはここでした。「コマンドは全部通ったのにブラウザで開けない」という場合、たいていこれです。
「モデルの応答が遅い」場合
メモリ不足の可能性があります。VPSプランをアップグレードするか、より軽量なモデル(phi3)に切り替えてください。
phi3はサイズが小さい分かなり速い。「とりあえず動かして感触を掴みたい」段階ならphi3から始めるのもアリです。
「ディスク容量が足りない」場合
不要なモデルを削除:
ollama rm モデル名
モデルは1つ4〜8GB食うので、あれもこれも入れると案外すぐ満杯になります。使わないモデルは遠慮なく消してください。
よくある質問(FAQ)
まとめ:あなたの使い方で選ぶ
| あなたの状況 | おすすめ | 月額の目安 |
|---|---|---|
| とにかく安く始めたい | KAGOYA CLOUD VPS | 770円〜 |
| 月額固定で管理をラクにしたい | XServer VPS | 990円〜 |
| 日本語をよく使う | どちらでもOK(gemma2モデルを使う) | — |
| GPU性能が欲しい(画像生成など) | GPU付きVPS(ただし月数万は覚悟) | 1万円〜 |
| Ollamaをちょっと試したいだけ | KAGOYAの14日無料トライアルから | 0円(トライアル期間中) |
KAGOYAの14日無料トライアルは個人的に「あり」だと思っています。14日間あれば週末が2回入る。平日は仕事で触れなくても、2回の週末で「動いたかどうか・使えそうかどうか」の確認は十分できます。
必要なのは、たった6つのコマンドだけ。
- VPSに接続
- ソフトをインストール
- Ollamaをインストール
- AIモデルをダウンロード
- Open WebUIを起動
- ブラウザでアクセス
月770円〜で、ChatGPTのような自分専用AIが手に入ります。
悩んでいる暇があったら、手を動かしたほうが早い。合わなければ解約すればいいだけです。
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